婦木農場丹波チーズ工房

2022/04/05

1年間熟成させたジャージー牛乳の濃厚チーズ

婦木敬介さん・婦木百合香さん・婦木寿々花ちゃん

婦木農場の丹波チーズ工房で、エサ作りからこだわって育てたジャージー牛の新鮮な生乳を使用し、ナチュラルチーズを作っています。江戸時代から続く当農場では以前、米や野菜を育てる傍ら、ホルスタインを飼養し生乳を生産していたこともありました。縁あってジャージー牛を2頭いただいたことがきっかけで、6次産業化に取り組むことに。平成27年に農場のチーズ製造部門として工房を設立したんです。感動するほどおいしいチーズを作っている北海道十勝の「さらべつチーズ工房」で技術を学び、試行錯誤を重ねながらチーズ作りに力を注いできました。エサとなる牧草や飼料用米の栽培や、生乳を発酵させる乳酸菌の培養などの細かな工程も、すべて自分たちの手で行っています。

工房立ち上げ当初から作ってきたソフトタイプチーズの「丹波スノーホワイト」や、「第13回ALL JAPANナチュラルチーズコンテスト」で農林水産大臣賞（グランプリ）をいただいた「蔵熟成ゴーダ」など、7種のチーズを製造中です。
ゴーダは、蔵を改造した熟成庫で丸1年かけてじっくり熟成させた自慢の一品。温湿度管理や日々の手入れにとことんこだわり、一般的なゴーダよりも長い期間熟成させています。旨味や香り、口当たりが別格のチーズができあがりました。